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休日ダイヤでキャラバンは進む


電車の中というのは
絶好の読書の時間です。
近場で働くのもよいけれど、
この時間がなくなるのも惜しい。
今は一時間ほど、電車に乗っているので、
その間にぼ~っとしたり、
本を読んだり、いろいろごそごそしております。


ローカル・カラー/観察記録―犬は吠える〈1〉 (ハヤカワepi文庫)今読んでいるのは、

“ローカル・カラー/観察記録”
トルーマン=カポーティ

“ティファニーで朝食を”で有名なカポーティの、
エッセイ、と思って読み始めたのですが、
そこはカポーティ。
ただのエッセイではありません、やっぱり。




この本の中で、
カポーティが、
自分が書いたものに対する“悪意を持った批評”を
嘆いていたときに、
アンドレ=ジットが言った言葉。

「ま、いいじゃないか。アラブにはこういう諺がある、覚えておくんだな。
《犬は吠える、がキャラバンは進む》」

すごいな、ジット。(ジットは、フランスの文豪だそうです。)
いや、アラブ人がすごいのかな。

もともと人のお話を聞くのが好きで、
熱心に、何でも聞いてしまうほうなのですが、
時にはさらりと流した方がよいときもありますね。
聞きたくないことが聞こえてきたりとか。
聞こえてきたら反応してしまうので、
耳に入ってこなければ楽なのになあ・・と思っていました。
歳をとって、だいぶうまく耳をふさぐことができるようになった気はしますが、
それでもやっぱりうまくいかないときもある。

そこで、この言葉。

《が、キャラバンは進む。》なんだな。

この部分を読んでいて、
キリンジの『休日ダイヤ』という歌が
ぱっと浮かびました。

***

君と休日ダイヤで流す車窓から世界を眺めてみれば
「僕らはもうヨソ者じゃない!」そんなふうに思ったりするよ
ささくれてる指で日中に手遊びをした二人なら
明け暮れには露を結ぶだろう そんなふうに思ったりするよ

凪いだガスの中
「希望の澱に湧く虫達のような声色には耳を貸すものか!」
そんなふうに思ったりするよ

***

かた~い!兄!(キリンジは兄弟で、この歌は兄作。)
若い~って感じがしますが、
この最後の部分が、グッときて、
この歌が大好きなのです。
すごくかわいい音に乗せて、
こんなこと言ってしまうのです。
すごいな、キリンジも。

耳をかすものか!っていうのは、
なんとなく、聞かないぞ!という意志が感じられますが、
キャラバンは~は、もう少し達観したというか、
聞こえているけれど、でも、ただ前を向いている、
そんな感じがします。

吠えられないことって、
きっとないんだな。
聞きたくないことも聞こえてくる。
それでいいんだ。
でも、進んでゆくのだな。

そう考えれば、
少し気分が楽になるような。

秋の夜長に、
そうなふうに思ったりしました。


aki.jpg





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2008⁄10⁄02(Thu) 00:38   読書 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top


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